シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019
5月中旬にアーツ千代田3331にてシド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019を見学しました。
世界的インダストリアルデザイナーであり、“ビジュアル・フューチャリスト”として数多くの作品やクリエイターに影響を与えてきたシド・ミード氏。会場には同氏の様々な活動のなかから選ばれた150点の作品が展示されていました。
開催から多くの来場者を動員し会期が延長されるほどの人気で、この日も入場まで40分待ちでした。
作品からは高い表現力や発想力を感じられ、特に自動車のボディに映り込んだ風景や光を反射する水面の描写が見事でした。SF映画のように独創的でありながらも、その世界観はリアリティに溢れていました。
いくつかの作品には空を飛ぶモビリティが描かれており、ドローン技術が発達し人々が空を移動することが現実的となってきた現代と重なるようで、同氏の高い先見性を感じました。
会場では作業のプロセスが資料や映像で公開されており、創作への熱い情熱も伝わってくる展示会でした。