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デザイン品質の向上
品質には、見栄え、使いやすさ、魅力に関わる様々な要素があります。
ひとつひとつ細部にまでこだわり、品質を向上させていくことが大切です。
これにより、顧客満足度を上げ、ブランドイメージ向上に繋がります。
見栄えの品質
自動車のドアインナーパネル
左は複雑な段差があり見栄えが良いとは言えません。
右のようにスッキリとしている方が良いと思います。
常に見えている部分ではありませんが、
こういった部分のこだわりが全体の印象に影響します。
使いやすさの品質
スマートウォッチの充電端子
マグネットが内蔵されていて、近づけるとピタッと付く。
誰でも簡単に使えるようになっています。
使う人の負担を減らすことはとても大事です。
わかりやすさの品質
ユニバーサルデザイン（UD）フォント
読みやすく、間違えにくくしたフォント。
空きを広げたり、似た文字で差が出るようにして
見やすくなっています。
造形の品質
アプローチR
平面部分と角のRを滑らかにつなぐかたちになっています。
リフレクション（映り込み）が滑らかで上質な印象です。
こういった造形は3DCADに落とし込むとき、曲率連続の面を
作る必要があり難易度が高くなります。
それでいて、かたちとしてはわずかな違いしかないと
思われるかもしれません。
しかし細部にまでこだわりのあるものと、そうでないものは、
あきらかに違うものになります。
魅力の品質
抜き勾配のない樹脂製品、iPod shuffle
一般的には抜き勾配が必要ですが、2色成型の技術を使って
抜き勾配無しを実現しています。直角が出ていて、無垢の塊のような印象で、シンプルかつ美しく仕上がっています。
もし抜き勾配がついていたら、いかにも樹脂製品で
安っぽい感じがするでしょう。
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